東区S邸のご紹介
「スカラ」と「アイスラッガー」
札幌市東区、地下鉄徒歩圏内の密集度が高い地域での住宅で、畠中の病気からの復帰第一作です。(発表が遅くなりました)
東西に長い敷地において充分な採光を確保するために、幅二間の黒く長い箱を敷地の北側に配置し、南側には通り庭、駐車場、テラスなどを設けました。 住宅街の隙間から遠くに手稲山を望むことができる黒い箱の上層は沢山の人が集まれるワンルームで、スキップフロアを採用することで生まれた大階段「スカラ」を中心としています。この空間は音楽を趣味とする夫婦のために、ホームコンサート時には客席としても機能します。下層には美容室の様なパウダーコーナーもつ主寝室や穴ぐらの様な半地下の洋室と、大きな浴室を有する水廻りを設けています。
今回の計画では、外部の変化を受け取るレシーバーとして、黒い箱から南側と空に向けて飛び出す白い要素が特長的です。この部分は機能的には書斎、ロフト、吹き抜けを形成し、内部に豊かな光の動きを与えています。 ウルトラマン好きのオーナーは、愛着をもってこの空間を「アイスラッガー」と呼んでくれています。
その他のお知らせは下記をご参照ください。 http://sinfonica.co.jp/whatsup/